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7章:初めての (16/16)



「俺、もう帰るね」

「うん、気を付けて」

「今日は本当にゴメン。タワー、ありがとう」

「いえいえ」


そんな会話を軽く交わした後、俺はまた独りぼっちの家へと帰って行った。

それにしても、俺は一体何をやっているのだろう。

結果的には、自分の後悔をした気持ちが少し晴れただけだった。

真由梨はただの客だ。

ただの客…では無いのだが、それでも客は客だ。


「はあー…」


誰もいない部屋で、思わず溜め息を漏らす。

真由梨といると落ち着いてしまうのは、何故だろう。

俺が彼女を特別視しているのか?


「違う、けど…」


ふと思い出すのは、先程のあの温もりだった。


「………」


俺は一体、真由梨の事をどう思っているのだろう。

一緒に居て楽なのも、癒されている部分もあるというのは紛れもない事実だ。

しかし…。


「あーあ」


自分の気持ちが解らないまま、俺はベッドに横になった。

そして、そのまま目を閉じる。

外はもう、朝になり掛けていた。


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まゆり。 ©著者:光

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