四年間のキャンパスライフもあっとゆう間に終わり、私はそれなりに自慢の容姿を活かして美容部員の仕事に就いた。


女の子なら誰もが知る、有名な化粧品メーカーだ。


毎日華やかな化粧をしてカウンターに立った。


暫くすると固定のお客様も増えてきて、どんどん仕事が楽しく思えてきた。


テニスサークルで知り合った二個上の彼氏とも順調だ。


彼氏は二年前から大手企業の開発部で働いている。


いわゆるエリートサラリーマン。


付き合いも四年目を迎え、お互い結婚も考え始めてきた。


穏やかな毎日。


かけがえのない日常。


私の人生は幸せで満たされていた。