9章:未来 (4/8)

みくは北海道の大学を目指していた

高１の夏の模試で学年２位
高２の春の模試で学年１位

塾には行ってなかった

独学の方がはかどる、と
いつも１人で遅くまで勉強三昧

いつまでも消えない
みくの部屋の明かりを
俺らは
心配しながら見守るしかなくて

…夕夜はみくと暮らすために
貯金を始めた

夕夜が遊んでくれないから
俺も必然的に金が貯まった



きっと俺らの夢は叶う…
…みくの努力は報われる



ドカタは技術があれば
どこででも仕事が出来る

俺らはみくに引っ張られて
がむしゃらに働いた