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30章:タクシー代を払わない客 (3/7)

私は現役の時ほぼ毎日に近い頻度でアフターに行っていて送りは使わなかったのだが、自宅までは千円以内で帰れるので自分からタクシー代をせがむ様な事はしなかった。

タクシー代をくれと交渉をしてグダグダとアフターが長くなるのが嫌だし、自分の帰りたい時間に帰る為だ。


だから客から「タクシー代を払うよ」と言ってきた場合は、1度目は好感を持たせる為に「要らないです。」と断っていた。


飲み方の分かってるスマートな客は、私が断っても再度払うと言ってくれる。


好意で言ってくれてるし、あんまり断り続けるのも可愛くないからそういう場合はお言葉に甘えて実費の千円だけを頂こうと決めていた。


スマート「今日はありがとう。」

そう言って1万円を渡された。

私「家まで千円なのでこんなに要らないです。」


スマート「長い時間連れ回したからチップだよ


キャバ嬢の心理を分かってるなぁ
こっちは必要以上のお金は要らないと伝えたのにチップをくれるとそれだけでスマートに見えるし、良客だから今後も大事にしようと思える


私「じゃあ頂きますありがとうございます

私はお金を受け取り、タクシーに乗って家に帰った。







後日来店したそのスマート客に、私はこの間のタクシー代のお釣りと領収書を入れた封筒を渡した。




スマート「小遣いにしてくれて良かったのに。」


私「お気持ちだけで十分ですありがとうございました。」


スマート「咲ちゃんに借りが出来ちゃったな。じゃあ今日はシャンパンでも入れようか


つくづくスマート
神ッッッ
お父さんと同い年位だから好きにはならないけど、あなたが若い時に知り合いたかった〜
ドラゴンボールが見つかったら、「全ての客をこの人の様にして下さい。」ってシェンロンにお願いしよ〜












これだけスマートなお客さんはアフターをせがむ客のうち半数以下である事が現実で、タクシー代を払わない・費用を浮かせる為に相乗りしようとする・始発で帰らせようとする人がゴロゴロ居るのです


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痛客名鑑 ©著者:咲

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