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20章:合コンをしようと言う客 (2/5)

私の知る限りキャバクラで働く子は大多数が合コンが嫌いで誘われても行かない


私自身も現役の時の6年間に行った回数は3回で、昼職になってからの方があまり抵抗が無く参加出来る様になった。


昼と夜を経験した自分が客観的に見て思ったのだが、水商売をやった事の無い女の子の方が合コンが好きで、男に楽しませて貰おうという感覚が強い様に感じる


でも夜の子達はたとえ仕事とは一切関係の無い人との合コンでも“接待する”“こっちが話を盛り上げる”という意識が必ず心のどこかにあって、自分でも気付かぬ内に気を遣ってしまうから行きたくないんだと思う


なんと言うかまぁ職業病みたいなもので、男と食事をしていると無意識の内に仕事の様な感覚になり、テーブルが汚れていたらすかさず拭き、おしぼりを三角形に畳んで、灰皿が汚れたら交換したくなってしまう

会話が弾まなければ“何か話さなきゃ”と相手が食い付いてきそうな話題をあれこれ振って、笑ったり驚いたりする時はオーバーリアクションをして相手の顔色を伺いながら話す。


終いには店員さんを呼ぶ時に「すいません」じゃなく「お願いしまーす」と呼んでしまったりして、とにかく恥ずかしいし気疲れするのだ



ましてや相手が客となると、今後引っ張れるかどうかの行く末にも関わってくるから更に疲れる



イケメン客で会話が普通に弾む人にですら「合コンをしよう」と言われるとダルいなと思ってしまうのに、ブサイク客で話がつまらない人となれば確実にドキドキする事は無くやっぱりこちらが話を盛り上げなくてはいけなくて、客からしたら合コンでもこっちにとってはブサイクの寂しさを埋めるボランティアをしてる様な気分にしかならない







だから客に「合コンしようよ」と言われると、その度に本気でイライラしてしまう
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痛客名鑑 ©著者:咲

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