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3章:前章に引き続き、お触り客について
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客がしつこく触らせてと言ってきてキャストが困った顔をしている時や、嫌がってるのに無理矢理触ってきてその場の空気が険悪になった時にかなりの高確率で痛客がほざく言葉がある。
それは、
「減るもんじゃないんだから別にいいだろ
」だ
減るんだよ馬鹿野郎
お前の目では確認出来ないんだろうけどな、「穏やかに接客をしよう」と思ってる気持ちが減るんだよ
男で感覚が違うから分からないかもしれないが、女は好きでもない男に素肌を触られるという事にとても嫌悪感を感じる。
腕や腰ならまだいいが、胸やお尻といった女性特有の膨らみを帯びている箇所を触られると本気でイライラする。
見た目がタイプで話も合う客ならあまり悪い気はしないが、ブサイクでシジイで不潔な客となるとただ触られただけで軽くレイプをされた様なおぞましい気分になるのだ。
それに物理的に減るもんじゃないから触ってもいいという、まるで底辺の様な考え方にもゾっとしてしまう
なんで痛客ってどいつもこいつも似たような発想になるのかと不思議で仕方無い。
私の場合、自分指名の客は既に躾をしているから胸やお尻を触ってくる事は無い
しかしフリーの客は管轄外の為、何をやらかすか見当が付かない
足を触られた段階で「コイツ、乳触るかも。」とヒヤヒヤする
金があり今後指名に繋がりそうなら胸とお尻以外のお触りは耐えるが、ケチで飲み方を分かっていない客なら全くいらないのでその場でバッサリ切り捨ててやる
私「減るもんじゃないって言いましたけど、減るんですよ。」
客「減らねーだろ
」
私「キモい人に触られると次の日おっぱいが小さくなってるんですよ〜」
客「そうなの
可哀想に
」
お前の事を言ってんだよ
なんで私の言う“キモい人”から自分を除外した
そうやって何でも自分の都合のいい様に解釈してると、いつの日か坂井みたいになるからな
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痛客名鑑 ©著者:咲
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