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26章:手術後 (1/1)

26章:手術後


ベットに数人でうつされ、そこで一瞬目を開くことが出来た。

でも、瞼(まぶた)が重く、本当に一瞬しか開けれない。


遠くで飛びかう声…

変な気分…


暫くすると、病室に入るのが解った。

声だけは鮮明に聞こえる。

本当に鮮明で、怖いくらい…

母達が心配して、大丈夫などの声掛けをしてくれてる。


声が出ない…
出したいのに言葉が出て来ない…


一瞬息がつまる。

その苦しさと、麻酔が切れかけたのか、痛みがする。

そして吐き気。

頑張って目を開けようとするんだけど、開けれない。

一瞬…もうこのまま目覚めないんじゃないかって思う程だった。
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「唯」…あなたに会いたかった ©著者:藤崎 まりや

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