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4章:彼女 (1/5)

4章:彼女

笑っちまうな。


俺に彼女が出来たなんて。


あいつの事は頭にあったけど、俺はすげぇ浮かれたってた。


前から顔は知ってたんだ。

気の強そうな女。


今時っぽい感じだけど、結構カワイくてモテてた。


あいつが陰なら彼女は陽。


『モモカ』っつぅんだ。






モモカ: 吉井君!

吉井: ウッス!


あぁ、前帰りバッタリ会って、何回か一緒に帰った事あるな。


モモカ: 今日、部活の後はなせる?

吉井: あー、別にいいけど?



バスケ部にはちょーかっこいーモテモテ部長がいて、よく練習してっと女がワラワラ見学しに来てた。

モモカもその中の一人だったんだ。


俺はきっと、部長との仲を取り持ってくれ…だと思ってた。


実際、手紙渡してやったりメッセージ伝えたり、いろんな女にやってやった事あったし。



モモカ: ごめんね、疲れてるのに…

吉井: いーよ別に。…何?部長?

モモカ: ううん、違う!


なんだ?

何がしたいんだこいつ?


俺はペットボトルの水、がぶ飲みして返事待った。


モモカ: 吉井君、付き合って!!


思わず吹いたね。

エエエエー!!って感じ。


でも、急に言われてもコイツの事しらねぇし…とか思って。

それに、あいつの顔が浮かんだ。

吉井: 友達からじゃ、ダメ?

モモカ: うんっ!あたし、好きになってもらえるように頑張る!!


よくもまぁ、恥ずかしげもなく言えるなあ。

ちょっと照れたけど、悪い気はしなかった。


それどころか、一緒に帰ったり遊んだりしてるうち、すげぇ好きになってった。



みみ: 吉井くんっ!

吉井: おー

みみ: 最近、元気だねっ?

吉井: まぁなっ…

みみ: 何か、いいことあったのっ!?



あいつは無邪気に話しかけてきた。

何故だか胸がチクッとしたけど、俺は昔のあいつみたいに言った。

何も悪い事してるわけじゃねぇし。


吉井: 彼女できた

みみ: ……えっ?


まさかな!

一瞬、ひきつった気がした。

嫌、それはねぇよ。

あいつは全開で喜んでくれた。


何でか俺は切なくなった。

いや、気のせいだ。


まさかな!
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あいつ ©著者:まお

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