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3章:さみしい (1/7)

3章:さみしい

かあちゃんがガヤガヤ話してる。

うるせぇな、休みだっつぅのに。

小便しに下降りたら、あいつの母ちゃんがいた。


みみ母: あら、起こしちゃった?ごめんなさいね、お邪魔してるわ!


相変わらず綺麗なかぁちゃんだな。


吉井: チッス!

吉井母: 佑樹、いつまで寝てるのよ…

吉井: 今日はいーんだよ

みみ母: どんどん格好良くなるわね?


笑った顔なんかが、あいつにそっくり。


何かムズカシイ話してるみてぇだけど、まぁ関係ねぇべ。

しばらくしたら、かぁちゃんが上がってきた。


吉井母: 佑樹、ちょっといい?

吉井: あー?


エロ本は隠してるな…と


吉井母: あのね、みみちゃんなんだけど…

吉井: おう、どうかした?


なんか嫌な予感がするなぁ


吉井母: お母さんがね、しばらく海外に行っちゃうらしいのよ…
吉井: はっ?

吉井母: 3ヶ月位なんですって。お母さん、お仕事忙しいみたいでね…

吉井: ……あいつどうすんの?


まさか一緒についていくんか?
まさか……


吉井母: うん、隣町におばあちゃんが居るらしくって、しばらくそっちで暮らすって。


なんだ。
よかった……

…って、何安心してんだ俺……


吉井母: ちょっと学校は遠くなって不便だけど、アンタ何かと世話してやって?

吉井: えぇ?

吉井母: かわいい幼馴染みじゃない!

吉井: 幼馴染みは認めっけど、カワイイはないな…

吉井母: …まったく!ふざけてないで、頼んだわよ!あたしも出張多いんだから!


父ちゃんは単身赴任。

だからあいつと俺の境遇って、何となく似てんだよな…

まぁ、あいつの父ちゃんは死んじまったけどよ


吉井: わかったよ

吉井母: お願いね?……変な気起こすんじゃないわよ!?

吉井: ふざけんなババア!


ったくニヤニヤしやがって。

そんなんじゃねえから。


ただちょっとチビで、グズな幼馴染みだよ!
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あいつ ©著者:まお

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