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1章:一
「夏樹、もうヤダ・・・助けて、お願い」
久し振りにバーで会った夏樹の友人は、以前に比べて随分と痩せていた。まだ17歳、二ヶ月ほど前までは、少し丸顔の目立つ愛くるしい少女だったはずだ。
しかし今、彼女の頬はこけ、疲れきっている。
「え、どうしたの? 綾?」
目尻に滲んだ涙をお絞りで拭いてやって、夏樹が目を丸くする。20歳の夏樹からすれば、綾は妹のようなものだった。この繁華街の裏手にあるバー『クイーン』で出会ったのは半年くらい前になる。
「あたし・・・怒らないでね、ね?」
不安そうに夏樹の腕に縋って、綾が何度も首を傾げる。痛々しい仕草だった。
綾が未成年でバーに通っている事も、高校に行っていない事も、夏樹は知っていた。それでもバイトはしていたし、最近では彼氏と同棲した事もメールで教えられていたため、最初ほど心配はしていなかったのだが。
「なにした?」
バーの薄暗い照明の中でも白い綾の手を取り、夏樹は静かに聞いた。どんな理由であれ、怒る気はなかった。こんなに悩んで憔悴し切っているのだ、相応の理由があるのだろう。
夏樹の目が優しくなったのを待って、綾は震える唇を開いた。
「あたし、デリヘルに売られた」
言った直後、綾の目から涙が流れた。
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