次の日、




目が覚めたら、

二日酔い特有の頭痛が
私を襲った。




朝まで飲んだ次の日は、
いつも、こうだ。




私は普段通り
シャワーを浴びて、

出勤する為の
準備を済ませた。





　･･･♪♪ ･･･♪♪





携帯電話が鳴る。




着信画面を確認すると、
優花だった。




出勤前のバタついた時間に
優花から電話が来るのは、

珍しかった。




「もしもし？優花？

　どうしたの？

　こんな時間に
　電話してくるなんて
　珍しいじゃん。」




何気なく電話に出たら、




「蓮っ？

　あのさぁ、
　前にあげた掲示板サイト
　チェックしてるっ？」




興奮した様子で、
優花が聞いてきた。




「貰った日は見たけど
　その後は見てないよ

　なんで…？」




ただでさえ、
準備に追われてたうえ、

身体も怠くて、




そんな時に
ホストの話題を振られ、

私は不機嫌になった。





「海斗のスレで、
　蓮の事が書かれてるの！

　名前まで
　出てるんだよねっ！」