三が日が過ぎ、

営業が再開した私の勤務先は、
大盛況だった。




年始早々、
沢山のお客さんが来店したから、

私は完全に酔っ払いで……




「翔に会いたいから、
　飲みに付き合って！！」




普段なら断る優花の急な誘いも、
二つ返事でOKした。




少し間が空いたせいか、
この日は妙に酔っ払ってて……




そのせいで、




私は普段のように、

計算高く物事をこなす事さえ
出来なくなっていたんだ。




何より、

酒が入ると、




寂しく感じたり、
甘えたくなったり……




人恋しくなるんだ。




私の悪い癖。




酒が入ると、

感情を抑える事が
出来なくなって……




いや、



酒を理由に、

我慢していた事を
表に出そうとしたのかな？




よく解らないけど……




とにかく、
君と私の関係は、




動き出してしまった。