ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

190章:お鉢がまわる (1/1)

190章:お鉢がまわる


バイト先の
カラオケファミリースナック居酒屋でのお話。

年金受給日は満員御礼になることが多く
その中の1人に
この日に必ず来店されるお客様がいる。

2ヶ月に一回の楽しみとか言って
徹底的に飲む。
しこたま飲んでも暴れることはなく
キレイな飲み方をする
ハゲ整った←
ステキなお客様。

もちろんワタシにも
バンバンすすめてくれる。

閉店後は、
隣町のスナックに行くのが
お決まりのコースで
珍しくワタシもお供することにした。

前回このスナックに行った際
お気に入りのホステスさんに
店着を買ってあげる約束をしたとかで
律儀に(1980円×3着)握りしめて。
それはベ○ーナという通販の
ちょっぴりご年配向けのものだが
気持ちは嬉しいよね。

で、

ちょっと試着し見せて

と、目的のホステスさんに手渡した。

うん。
ビックリするほど似合わない。

推定年齢28歳の子が
オバサン服を着て
しかもサイズが合ってない。

だって至って普通のブラウスが
ワンピースになってんだもん。
それはシャツワンピとかじゃなく
明らかにデカくて
袖口なんか3回くらい折っているし
肩や襟のラインが
ずっこけているけど
お客様は

似合う似合う
色々迷ったけど
このデザインにして
正解だった。

と、喜んでいる。

ホステスさんもお仕事だから

ありがとう!
嬉しい!!

と言っていた。
このホステスさんは
本気で喜んでいるのかもしれないけど
ワタシ的にはやはりビミョー。

でもワタシも大人だし
何より他人事だから
『いい感じ
と言って
お客様を誉めた。
そしたら気をよくしたお客様、
次回はワタシにも買ってくれるとか。
しかも2Lサイズだよね?
とか言って…

いやいやワタシは
MかLですけど(´〓`)
と言ったら
「この娘でLなんだから
キミは2Lだ。」
と仰有る。

いや、この娘はどう見積もっても
Sサイズだと思うんだけどなぁ…

それ以前に
デザインが還暦なんだよなぁ…

水商売や風俗は
時にお客様を褒め称えるのも
仕事だと思っております。

たとえ心に思ってなくても
良い部分を探して誉める。

その見返りが還暦の2Lになるかもしれない。

ワタシのやり方は
どこかで間違えたのかもしれません(´〓`)



239 /241

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

引退風俗嬢のマッタリ生活 ©著者:まっきー

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.