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2章:賄い狂想曲 (2/33)

相川孝則はひたすら野菜と格闘していた

彼の持つペティナイフは、あまりのスピードで動かし続けているので銀の残像しか見えない

グリーン・アスパラガスのハカマを取って皮を剥き冷水に浸ける、茄子のヘタを取り除いて縦半分に切り3、4等分に輪切り、トマトを湯剥きにしてヘタを取り種を取り除いて賽の目切り、人参に溝を付けて賽の目切り、芽キャベツもインゲンも下拵えは残っている…

孝則のナイフのスピードが落ちてくると、すかさず英国人シェフのコンラッド・ヒルの声が飛ぶ

「タカ!ハリアップ!(急げ!)、クィックリィ!(素早く!)」

へいへいわかってますよ

ここグルニエはシェフが英国人、スーシェフがイタリア人のため、公用語は一応日本語だ

シェフのコンラッドもスーシェフのエミリオも日本語は堪能なのだが、忙しくなると母国語が出てくる

コンラッドの英語の叱咤が飛ぶ時は要注意なのだ

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グラニテ【アントレ・アントレ番外篇】 ©著者:黒蝶少年

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