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11章:花 〜6章 勝敗〜 (10/11)





雅樹『俺は1秒足りとも忘れた事ないよ?花を。ずっと考えてたよ?花は?』


アタシ『…。』


雅樹『可愛い…


アタシ『…バカにしてるでしょ。』


雅樹『する。で…離れた方が良い?』




言葉とは裏腹に
両腕でキュッとアタシを抱きしめた。



ンッ…
温かい…。


ようやくアタシも雅樹さんの腰に手を回した。




雅樹『俺の勝ち♪』


アタシ『負けるが勝ち…』


雅樹『あーやられた



笑い合う。




雅樹『誤解させてごめんな?』


アタシ『もー良いよ。』


雅樹『そっか♪』




雅樹さんの車に乗り込む。



行き先を言わずに走り出した。

どこに向かってるの?




雅樹さんの横顔
無精髭が生えてる。

ちょっと疲れた顔…



おもむろに無精髭を触る。
その手を優しく包まれた。



雅樹『汚ないよな。なんも手につかなくて。とりあえず形的に仕事はした、って感じ。』


アタシ『そ。』




見慣れないマンション
高級そうだった。



雅樹『ようこそ我が家へ。』


雅樹さんち…。





アタシは雅樹さんにエスコートされエレベーターに乗り、大きな玄関に入る。

靴は脱がないスタイル?




白い床に白い壁
白いダイニングにキッチン
白いソファーと大画面のテレビがあった。




アタシ『わぁ…』


雅樹『何飲む?ココア?』


アタシ『アイスで。』




夢を見てるみたいな感覚

ボヤ〜ってする。
あまりにも完璧なインテリアに見回すしかない。



雅樹『最初は落ち着かなかったよ、この部屋(笑)今は慣れたけど。』


アタシ『わかる…。展示会みたいだもん。』


雅樹『1人になったとき、この部屋に引っ越してきたんだ。結婚しよう、なんてさらさらなかった訳じゃないけど。気づいたらこの年まで独り(笑)独身貴族なんて、今の時代言わないもんなあ。』


アタシ『華さん…は来た事ないんだ?』


雅樹『ないよ。』


アタシ『華さんと別れてから引っ越してきたんだ?』


雅樹『…そうだよ。』




アタシ『他に誰か来た?』


雅樹『来た』


アタシ『女の子?』


雅樹『んー、女の子』


アタシ『…』



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花 と 華 ©著者:愛希

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