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9章:花 〜5章 ゴタゴタ〜 (10/11)





助手席の女、かおりは
眉間にシワを寄せたまま固まっていた。


怒り狂ってたんだろう。



アタシはホテルに行かず
自宅に帰った。



その日雅樹さんからの連絡はなかった。
辛かったけど
耐えるしかない。



次の日
お父さんと説明会に行き
願書をもらった。

簡単なテストと面接をするだけらしい。



夜になり
携帯を見ると雅樹さんから着信が何件か入っていた。


もちろん無視する。
見てる間にも、また着信





出たいのは山々だけど…
舞花的には
出ない方が効果的、らしい。




我慢、我慢



かおりって女とどーなったかも気になるー







そして耐えて3日目
ようやく携帯に出た。



アタシ『ハイ、なんでしょう。』


雅樹『今、下にいる。降りてこれるか?』


アタシ『用件は?内容によっては…受験の妨げになるか…』


雅樹『謝りたいから』




アタシ『わかりました』







アタシは寝間着のまんま
財布、携帯をポーチに入れて雅樹さんのところまで行った。



雅樹『寝間着?』


アタシ『謝りたいだけでしょ?』


雅樹『まぁ、いい。こないだはすまなかった。』


アタシ『いいえ』


雅樹『かおりとは、ただの取引先のお嬢さんで…』



アタシ『だから、助手席に乗せて運転してる雅樹さんの首に腕を巻き付けてキスしても良いんだ?』


雅樹『は?』


アタシ『なんつうんだっけ。水商売言葉で…あ!!枕営業ってヤツだ♪最低…話はそれだけですか?』



雅樹『どこで…』



アタシ『否定しないんだね。ご立派。で?もう部屋戻って良い?本気で彼女だと思ってごめんねアタシ馬鹿だからさ、本気だったよ』


雅樹『花!!ちょっと聞いて』



アタシ『やだよ!!いつまでも背伸びして疲れたし、もーいーよ。アタシはアタシで身の丈にあった男と付き合うから。今まで付き合ってくれてありがと。話はそれだけ』




別れたい訳じゃなかったけど、やっぱ好きだった分、我慢した分、爆発しちゃった。




雅樹『花…聞いて』





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花 と 華 ©著者:愛希

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