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8章:華 〜4章 モヤモヤ〜
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モヤモヤしながら
雅樹に久しぶりに会った。
海外での仕事があったから1週間ぶり。
雅樹『ハイ、お土産』
アタシ『今時エッフェル塔のモチーフで喜ばないよ?』
雅樹『バカ〜。今また再燃してんだよ、知らないのか?デザイナーやってて。ましてやいろんなモチーフ使う奴がさあ』
アタシ『そんなわかりやすいの、アタシは使いません
』
雅樹『なんかあった?』
アタシ『エ?』
雅樹『いや…俺の勘違いなら良いんだけど。顔色が悪いのか、気分が優れないのか…機嫌悪いのか(笑)』
雅樹…
気付かないでよ
涙出そう…
アタシ『な、んもないって(笑)』
雅樹は黙ってアタシを見つめた。
雅樹『華?俺の目は節穴じゃないぞ?わかるな?』
アタシ『わかるよ…、だけど本当になんもないって(笑)』
とりあえず
話を変えて仕事の話になる。
アタシ『収穫は?』
雅樹『華次第かな。コラボの話がきてる。』
アタシ『コラボ…。アタシと?』
雅樹『俺としてどーすんだよ
お前とだよ。』
アタシ『エッフェル塔とコラボねえ。』
雅樹『あ…エッフェル塔がある国にいる日本人デザイナーだよ。お前、デザイナーになる前にさ。仲良かったじゃん。俺のかけがえのない親友小竹。』
アタシ『へ?』
雅樹『YUZO KOTAKEって。小竹だよ。髭モジャの〜。俺と雰囲気丸かぶりだって大爆笑してただろ。』
アタシ『あー
髭ね♪元気にやってんだあ♪』
雅樹『年1で日本来るからその時お茶くらいはしてたんだ。いつかやりたいね、なんて話してたら、まあ今回日本にまた来る機会があるって。しかも年1と言わず、固まりで。良いチャンスだと思うなあ〜。今や小竹は世界的に有名だからさ〜。まあちなみにそのエッフェル塔のモチーフ、小竹のデザインね(笑)』
アタシ『げっ…まじだあ。』
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花 と 華 ©著者:愛希
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