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4章:華 〜2章 気付き〜
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ハチ公は似合い過ぎる。
ただクーガー女は違うでしょ。
5歳しか離れてないんだからさあ。
なおはウチに来ても
アタシの身体は求めない。
なんでだ?
若いのに。
若い血潮はどうした!?
ハチ公の元カノってまさかチワワじゃないよね…。
したら…
typeが違い過ぎてる…
まあ、でも
まだ付き合ってるかどうかもわからないし…
ハチ公…
他に彼女いたりして?
まさか
聞くに聞けない…
ウーッ…
佐知子『聞きなさいよ(笑)大人ぶらないで。ん?子供くさい事しないで。年上でも可愛げないのはダーメ!!』
アタシ『んー、なんて聞くのよ』
佐知子『アタシの事好き?ってストレートにさ』
アタシ『あー
無理』
佐知子『本当に奥手だよね、華は。美貌が腐る前に可愛げも身に付けとかなきゃ、ただのババアになっちゃうんだからね(笑)』
アタシ『佐知子って本当によく笑うよね…。おかげでメンタル強くなるわ』
そー…
アタシ、見た目はイケイケらしいんだけどさ。
無理よ
良い子として扱われてきたんだからさ。
わからなくても
わかってるふりしなきゃ
困らせちゃったら
幻滅されちゃうじゃん。
佐知子『華はさ。ハチ公好きなの?』
アタシ『好きか聞かれたら好きかも、くらい。わかんないんだよね…』
佐知子『まずそこからちゃんとしなきゃ。ハチ公だってあんだけ可愛いんだから別に華がいなくても、すぐ次にうつれんだよ?だけど一緒にいるんだから。いつまでもうやむやにしてて、誰かに取られても知らないよ?』
アタシ『取られたら、取られた、だよ。その時は仕方ないよ。』
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花 と 華 ©著者:愛希
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