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2章:華 (9/9)



この日から確実に直仁を意識し始めたんだ。

時々ウチに来るようになった。
そのうち
クラブにも連れてくようになった。

直仁とアタシの休みはかぶらなくても、待ち合わせして直仁はウチに来る。






初めてなお(直仁)とクラブに行った時
経営者の彼はギョッとしていた。


彼の名前は…雅樹


雅樹『弟なんていたか?華』


アタシ『失礼な!!』


雅樹『じゃあ何よ』


アタシ『わかんない(笑)』


雅樹『遊びか』




そう言い切る前に
何かに目を奪われるような形で雅樹は席を離れた。



遊びか、って。
遊びかどうか聞きたいのはこっちだよ。





雅樹が向かったのは
アタシとは正反対の若々しくてキャピキャピした感じの子だった。

背が小さくて
誰かが守ってやらないとダメな感じ。




雅樹は長身だから(なおも長身だけど。)話しにくいのか、背を合わせてあげてる。


大人と子供…






佐知子『ターゲットかね。』


アタシ『え?』



子供をターゲットにする?
若い子連れてきたアタシに当て付けか?




アタシ『雅樹ー


雅樹は軽く手を挙げ
アタシの元に来る。
こんな賑やかな場所で
アタシの声を聞き分けるのは雅樹くらいだ。




おちびちゃんがアタシを見た。



チワワみたいな子だな。





雅樹はアタシの腰に手を回しみんなの輪の中に戻る。


なおはバーテンと話し込んでるみたい。






雅樹『チワワがいた。さっきから俺を目で追ってたんだよ。肉食のくせに奥手な可愛い子(笑)』


アタシ『からかったら痛い目見るんだからね』


雅樹『はい、はい。華もな』




雅樹は一瞬なおに目をやる。



雅樹『まあ、でも華がクーガー女になるとはね。意外だ。親父好きだとばっか思ってたよ(笑)』


アタシ『本当失礼ね、雅樹』




アタシはなおの元に行く。
雅樹はチワワの元に。


あの子がチワワなら
なおは…ハチ公?(笑)





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花 と 華 ©著者:愛希

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