6章:心の爆発 (3/3)

数日後、まおちゃんと凛ちゃんに誘われて久しぶりに３人で遊んだ。

占いに行ってカラオケに行ってご飯といういつもと同じ感じのコース。

そんな時間ですら、今の私には唯一の救い。

家に引きこもり誰にも会わずお酒を飲み続けるだけの生活をしている私にとっては、外の空気を吸える唯一の気晴らしであり一人で闇の中でもがくことから抜け出せる大事な時間。

それは、知らず知らず二人への依存となっていることに気づくのに時間はかからなかった。


そして、リオナちゃんに引き続きマリアちゃんも春名さんのお店に移籍した。

マリアちゃんはこの仕事を始める前から春名さんのセフレ。

笑える。
もうここまできたら笑いがとまらない。

嫉妬なんか消えた
うらやましさなんて消えた
腹立たしさも消えた

ただ、本当に心の底からキモすぎて笑える。

こんな男を思い続けて散々振り回されたことがバカバカしい。

こんな女たちに嫉妬して自分を見失っていたことがバカバカしい。

この人たちの薄汚い男女関係はもはや私にとっては理解不能の域で、もう軽蔑レベルだ。

こんな低レベルなことを考えて病んでる時間がもったいない。