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3章:抜け殻 (7/7)

鳴りやまぬケータイにしびれをきらして電話にでたのだろう。

でも、わかってるよね?
話がしたいわけじゃないんだよ。

私の存在を知らせたいだけ。

私が立ち止まっている時、みんなの世界が動いていることにさえ不愉快さを感じる。

通話中になるとすぐに私から電話をきり、そしてまた何回もかけ続ける。

立派なイタ電。


ねぇ

あの時あなたはを何を思っていましたか?

なにかにとりつかれているように狂っていく私に巻き込まれ、どんな気分で働いていましたか?

どんな気分で女の子と接していた?

あなたのそんな仕事に追われる日々の中に、私がいたことを少しでも思い出した?

あなたが私に嫌悪感をもてばもつほど、私は嬉しくて仕方ありませんでした。

だって、もうそれでしか私は存在できない。

私の心はもう真っ暗闇だから。

あなたが生きている風俗の世界にいることでこうなってしまったのなら、それはあまりにも皮肉なことでしょう。
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SOLITARY☆続編 ©著者:ひかる

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