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7章:爆弾 (1/2)

7章:爆弾

そして、新人の蓮が着いた。

蓮は初めてお店に行った時から、
私に一目惚れをしたと言っていた。

だが京也を指名したので、そう言う発言ももうできない。


葵によく相談しているのは知っていたが

この日は蓮が他の席でかなり飲まされていたし

ベロベロで私の席に来た。

京也も多分私の事を蓮が気に入っているのは知っている。

私は全く彼に興味ない。

そして京也が席を離れて、
もう一人新人がヘルプに着いた。

優だ。
優は顔もよく、色白で、私の地元の後輩だったことが判明してから仲が良い。

二人の新人ホストが着いた。


蓮は『俺、咲ちゃんの事本当に好きで、会えるのいつも待ってたんだよ。俺じゃ駄目?俺何でも頑張る!京也さんを越えたら好きになってくれる〜?』

大声で呂律も回ってないが、真剣に言ってくる。

優はやばい!と思ったのか、
『このバカは本当に何言ってんだか!咲さんが好きなのは京也さんだから、お前じゃムーリ!笑』

蓮は泣き出す。

『なんで…俺は無理なの?』

優が席を立つ。
『俺の事絶対好きにさせるから!初回の時に番号教えてもらってたから内緒で電話するから、蓮で登録しないでね!』

そう言って消えた。

京也が帰ってきて、

『蓮は咲の事好きみたいだから気をつけてね♪まあ若いからな!青いねー!笑』

なんて言ってる。

あたしも蓮の事励ましたりしてたけど、彼を恋愛対象でまず見れないし、弟って言う風にしか見れない。




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カブトムシ ©著者:雪亜

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