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6章:クリスマスイブ・ラブ
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クリスマスイブの朝。
僕はしょっぱなからカイちゃんに怒られていた。
「ユーリ、今日みたいな日に飲みに行くって誰とだよ?」
「男か?男しかいねぇよな?こんな日によ。」
(…!?)
(前々から母親と約束あるって…言ったのに…)
(カイちゃんとはクリスマスにねって…ちゃんと伝えたのに…)
僕はまくし立ててくるカイちゃんに軽くパニックになって、大声で泣き出した。
「いいよ…断るからぁ…怒らないでよ…」
子供の様に泣き出した僕を見て、流石にカイちゃんは声のトーンを落として、僕を胸に抱いた。
「いいよ…行ってこいよ…。」
「嫌だ。怒られる位なら行かない。カイトと一緒にいる!」
そのまま僕はしばらくカイちゃんの胸で泣いた。
(分かんない…)
(何で…?怒られる様な事してないのに…)
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美しい夜、大嫌いな朝 ©著者:晴臣
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