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9章:精神破壊へ
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そう感じながらカラオケをしていると、二人と遊んでいる時間が貴重に思えてきた。
私が辞めればなにかが変わってしまう気がする。
また会えるとしても、こうして仕事帰りに遊ぶのはもうこれが最後。
春名さんのことで憂鬱になったりヤケになった時はいつもこうして仕事帰りに遊んだ。
もう全てが終わる…
友達ソングを歌っていたらいろんなことを思い出して涙がでてきた。
なぜか凛ちゃんも泣くもんだから、私は余計に悲しくなる。
待機室でのおしゃべり楽しかったね。
いろんな話をしたり、一緒にテレビ見たり。
当たり前になっていった仕事帰りのご飯やカラオケ。
夕方まで遊んでみんなで当欠したこともあったね。
爆笑しながらゲーセンで何時間も遊んだこともあったね。
プールも旅行も楽しかった。
春名さんのことでは誰よりも親身になってくれた。
愚痴も相談も聞いてくれて、なにかあればいつもやけ酒に付き合ってくれた。
幾度となく取り乱した私といつも一緒にいてくれた。
きっと、二人がいたから私は数々の試練を乗り越えて今日まで働いてこれたんだね。
そしてりなちゃんも私にとっては大事な存在だったよ…
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