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4章:変化 (5/5)

「あのね、どうしても彩香ちゃんに入りたいってお客さんがいて…」

私は勢いよく彼の言葉をさえぎった。

『私もうあがったよ!主任さんに聞いてみなよ』

「うん知ってる。でももうつけちゃった。90分」

『90分!?ムリだよ。私今から出かけるんだから新幹線の時間もあるし、荷造りもまだしてないし』

「何時の新幹線なの?」

それからしばらく春名さんと時間計算の議論。

『ていうか、ギリギリ間に合う間に合わないじゃなくて、強引すぎない?』

「ごめんね。あがるっていうのは聞いてたしどうしてもムリならどうにかするけど、できたら行ってほしい。助けると思ってお願い!」

利用されてるとわかっていても、春名さんに頼まれると断れない。

『わかったよ。こうしてここでグダグダしてる間に行った方が早いよ』

「ありがとう。帰りのタクシー代だすからね」

急いで準備して接客に向かい、年内最後の仕事を終わらせた。

深く考えなければ普段となにも変わらないんだけど、改めてもう今年会うのは今日が最後かぁって考えればせつなくなってくる。
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SOLITARY ©著者:ひかる

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