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15章:嘘と真実 (3/10)


しばらくして、優がやってきた。



何も言わず、平気な顔で横に座る。

いつもの事。



こうやって、毎回、3人で卓を囲む。



すると、優が、



優「亮!席外して。」


えっ?いきなり何?



あ「なんで?亮ちゃんとまだ飲みたいんだけど!」



優「いいから、席外せ。」




亮は失礼しますと一礼して、席を外した。


腹が立つ。


私に対しての冷たい態度なら、いくらだって我慢する。


だけど、優の下で、自分のために毎回毎回、頑張ってヘルプしてくれる亮に、その態度は許せなかった。


私は言った。



あ「亮ちゃん外すなら、私も帰る。」


優「勘違いすんなよ?お前の担当は俺だろ。いいから座れ。」


腕をつかまれ、卓に座らされる。



どうして、そんなに自分勝手なの?



苛々しながらも、席についた。
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ドクロ〜自分の中の危険信号〜 ©著者:愛輝那

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