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3章:原点
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初めて入るそのお店は、うちのお店とは違って、老舗独特の雰囲気が漂ってた。
名前は【響〜ひびき〜】
私は場違いのように、緊張しながら入ったのを覚えてる。
お客さん、従業員の人たちの視線が一斉に集まった。
「いらっしゃいませ〜。」
母「ママ、こんばんは。」
カウンターの奧から、何とも言えない堂々たる雰囲気を出した1人の年配の女性が近づいて来た。
マ「あら、いらっしゃい。待ってたわよ?」
と、母さんと話し終えたあと、
その女性の視線が私に向いた。
マ「明菜ちゃんよね?お母さんから話は聞いてるわ。」
と言い、ニコッと笑う。
私は緊張しすぎて、声がぶれた(笑)
あ「ぇ?あっハイw明菜です!今日はよろしくお願いします!」
マ「ふふっ。緊張しなくても大丈夫よ?もう面接は終わりっ!」
(・ω・)ぽかんw
ママは私の顔を見るなり、一瞬で採用を決めた。
マ「じゃあ、1週間後から一緒に頑張って行きましょうね?あなたには期待してるからね」
ただただ嬉しかった。
私の飲み屋人生の幕が開いた。
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ドクロ〜自分の中の危険信号〜 ©著者:愛輝那
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