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3章:虐待 (1/3)

3章:虐待


わたしは 体が 弱かった
血管が透ける位 ロシアの女の子みたいに 青白くて
髪は 細くて 猫っ毛

身長も158センチ39キロ

母は 綺麗な女のひとだった

大嫌いな母に 似てしまい
きっとこの顔は 目がきつくて 鼻筋は通って 二重で 唇は男の子受けする 顎は尖って 細い体はモデルみたい

米倉涼子によく間違えらられていた

だけど わたしは 小麦色の健康的な肌の色で はつらつとした 榮倉奈々ちゃんみたいな女の子の外見が好きで 大嫌いな母に似たこんな見た目は 大嫌いで 鏡 を見るのも苦痛だった

華奢すぎて折れそうな肩や腰や ウエスト そんなんより 健康的なふっくらした明るい笑顔に 憧れた
大嫌いな 悪女みたいな顔の米倉涼子みたいなルックスは どんなに柔らかいメイクをしても 猫みたいな影のある 不幸な 強い女の顔でしかなかった

それでもなんとか優しい顔になりたくて 美容部員もした
イメージを変えたくて

でも何年しても 変わらないきついいわゆる かわいい系の外見にはなれず 強い女の外見のままだった

耐えられなかった

優しい顔になりたくて 母と違う顔になりたくて

わたしは300万近くかけて 整形した

周りが止めようが わたし自身が 嫌いな顔だったから。

泣きたい位 痛くて 痛くて 3ヶ月はまともに動けず メイクも出来なかった
美容整形なんか 知識もなくて 医師にも どう伝えたらいいかわからなかったから、完成した顔は わたしの願いとは裏腹に、やっぱりキツい顔のパッチリ猫目のさらにかわいい系からは離れたわたしがいた

だけど 母の顔とは 少しだけ 似た部分が 減った気がした。

それだけで ある意味 目的は達成できた。

これで 良かったんだ。
虐待する母と
少しでも似てないわたしになりたかった目的は
達成できた。



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ひとごろし ©著者:寧々

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