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2章:真実
休日、友達のお兄ちゃんが働いてバーで飲んでいた。
ジンライムを何杯か飲み、少し酔いが回ってきた頃、突然肩を叩かれた。
振り向くとあの女だった。
「やっぱアンタだったかぁ。」
「あ、どうも…。」
「アンタとアソコ以外で会うとは思わんかったよ。…何?担当とケンカでもしたの?」
「いえ…私は呼ばれないと行かないんです。週に2回くらいかな?」
私が言うと急に女は眉間にシワを寄せ、携帯を取り出し勢いよく操作しだした。
そして耳に当て、十秒ほど。
「もしもし、今から行くからぁ。うん。30分くらい。よろしく。」
女は電話を切るなり私に言った。
「アンタの担当…ミサキだったね、多分ミサキからすぐに来いって連絡来ると思う。」
女の話は本当だった。
ミサキから電話が来て、すぐに来てくれと言われた。
「なんで分かったんですか?」
「アンタと私はペアなんよ。私が地獄、アンタが天国。つまりアンタは休憩卓扱いって話。」
「休憩卓?」
「アンタはホストが何飲もが食べよがゲーム機で遊ぼが寝よが怒らないでしょ?」
「はい。」
「見てたら私の卓でツラい目みたホストがこぞってアンタの卓着いてる。分かりやすいつけ回しするなぁ思ってた。つまり…私が行く言った時だけ、アンタに来い言うワケよ。あの店は。」
私は良く会うなくらいしか思ってなかった。
それに、みんな仲良くやってくれればと思って楽にしてもらってた。
なのに…
「私はホストなんて嫌いだからイジメる。ストレス発散としか思ってない。これだからホストは徹底的にイジメんと。アンタはどうする?行くならアンタは今日から私の卓で一緒だよ。」
「…行きます。」
「アンタ名前は?」
「ミキです。」
「私はレイ。よろしくなぁ。」
ミキはレイと共に店でドレッシングを飲ませる事で、生まれて初めて痛客になり、生まれて初めて心から笑った。
「ミキと私が手繋いで店入った瞬間のホストの顔、目に焼き付いたなぁ。」
一緒の卓で一緒に痛客した時、ホストはみんな涙目で笑えた。
いつしかミキとレイは親友になっていた。
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