夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
2章:排他
(1/1)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
2章:排他
タクヤは負けた。
最後の勝負が、より傷を広げた。
次の日から、タクヤが頼られる回数は極端に減った。
あれだけタクヤさんタクヤさんと言われていたのに
お客様もお客様でタクヤに夢中だ。
タクヤは席に着きながら、お客様を接客しながら、楽しませながら
自分の存在が薄くなっていくのを感じていた。
一過性のものかもしれない。
タクヤは酒を飲む事で全盛期に比べ売上が減った分、店にお客様に貢献できているつもりだった。
そこに絆が存在していると確信していた。
従業員、お客様誰一人、タクヤを今まで通り扱ってくれない。
28歳でこんな事考えてる自分も嫌だった。
一週間経っても一ヶ月経っても
扱いは落ちたままで
二番目のタクヤさん
お酒がユウの次に強いタクヤさん
ユウに全敗したけど飲めるタクヤさん
2番目だが
3番目以下と同じ
タクヤは排他されていると感じた。
実力社会。
それは、十分すぎるほど分かってる。
なぜ周りは共存させてくれないのか?
ユウは認める。
凄い。
おそらく、わんこ焼酎でホスト飲みをマスターしたのだろう。
恐ろしい根性と才能だ。
自身の指名客に弱音を吐いた。
「私は、タクヤが好きだよ。今までの担当の誰より店で楽しませてくれるから。タクヤの事、私は認めてる。勝負に負けたタクヤを誰かがバカにしているのなら、私は許さない。私の席に着いていない時も、タクヤをチラチラ見てた。頑張ってた。タクヤが頑張ってるから、私は文句言わずに許してたけど、頑張ってたタクヤをユウくんが入って負けたからって、タクヤを適当に扱うなら私は許さない、絶対に。」
タクヤは人目もはばからず、ワンワン泣いた。
今までひとりでツラかった事。
ユウに負けて悔しかった事。
ユウの存在が頼もしい事。
近くにこんな素晴らしい理解者がいた事。
今までため込んでいた事の全てが溢れ出た。
<前へ
2 /2
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
みこし ©著者:kakeru
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.