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1章:一進一退 (1/1)

1章:一進一退

新人の源氏名はユウ。


21歳でイケメン、そして何より面白い。



タクヤは冗談で一度、ユウに勝負を挑んだ。



三番勝負。


まずはシャンパン一気飲み対決。



よーいドンの掛け声でスタート。



タクヤは得意のホスト飲み…ゴクゴクせず、そのまま喉に流し込む技を見せ、勝利。


時間は9秒だった。



ユウは6秒遅れて飲み干した。



「ユウ、ホスト飲みできなきゃ俺には勝てないぞ。」




「なんですかソレ?」




「ホスト飲みってのは…」



タクヤは得意になっていた。
三番勝負の始めに勝利したからだ。




次の勝負はテキーラ笑顔飲み対決。



オエッてなったり、表情が曇ったら負け。



基本的に一緒に飲んでいくが、飲み干したら次のが注がれる。


しかし、相手が飲み終えていない場合は、飲み終えるまで待つルール。


お互いに飲み終えたら、同時にまた飲み始めて敗者が出るまでの耐久ルールだ。



この対決は、ユウが勝利した。


ロックグラスで9杯目の時、タクヤが苦しい表情を見せたとみなされたのだ。




勝負は振り出しに戻った。



最後の勝負は、わんこ焼酎対決。



制限時間3分で、ショットグラスに注がれ続ける焼酎を何杯飲めるか。



ビン一気より精神的にツラい対決だ。




軍配はユウに上がった。
序盤こそ同じペースだったものの、中盤からタクヤのペースが落ち、結果、タクヤ71杯、ユウ108杯。



圧倒的だった。



三番勝負、勝者はユウ。


そのユウが、女の子に驚くべき発言をした。




「最初の勝負、悔しいからもう一度やりたい。シャンパン貰っていい?」



お客様はOK。



しかし、タクヤは限界に近かった。



しかし、ここで引いたらさらに傷を深くする。




「良いけど、ホスト飲みできないのに結果は見えてるよ?」



「大丈夫です。」




そして勝負は始まった。




この勝負、序盤から衝撃的だったのが、ホスト飲みできないはずのユウがホスト飲みをしていた事だ。



ほぼ同時に飲み干し、ビンを置いた。




…タクヤのビンには少量のシャンパンが残っていた。

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みこし ©著者:kakeru

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