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14章:選択 (2/6)

幸一郎君と連絡を取り合わなくなってから時が過ぎるのが長く感じた。


仕事後や休日、いつもなら幸一郎君と過ごしていた筈の時間を持て余すようになり、こんなにも一緒に居たという事を実感した。


美優さんとは頻繁に連絡を取り合っていた。


関係が見つかってしまった事は美優さんにも影響を及ぼしていた。


敏夫さんによりfeelへの出入りを禁じられてしまったのだ。


幸一郎君は携帯を没収された上に学校以外は外出禁止になっていると聞かされた。


『寂しいとは思うけどもう少し待ってちょうだいね』


美優さんはそう言っていた。


“もう少しってどれくらい待てばいいんですか?”


聞きたいけど聞けるわけがない。


幸一郎君や美優さんだって行動を制限されてつらいに決まってる。


私には待つ事しか出来ないのだ。


解決の見込みを感じられずに待つ時間は想像を絶するほど長い。


寂しさや不安を仕事に没頭する事で紛らわした。


心に麻酔をかけるように。


再び幸一郎君と会える日を心待ちにしながら。


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禁猟区 ©著者:ゆえ

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