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7章:目論見
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「美優さん、今…何を?」
あまりの事に思わず耳を疑った。
「だから樹里にコウの初めてを貰ってほしいのよ。子供じゃないんだから意味はわかるわね?」
返す言葉が見当たらずただ呆然とする。
そんな私を他所に美優さんは話を続けた。
「樹里がコウの初めての相手なら申し分ないわ。初めての女って大切でしょ?どこの馬の骨かもわからない女なんて絶対に嫌なのよ」
「お言葉ですが…それは幸一郎君の人生なんで彼がいいと思った相手が一番だと思います。美優さんが口を挟むべきではないですよ」
必死に平静を装いながら淡々と告げると途端に美優さんの顔つきが変わった。
「嫌よっ!コウの初めての女は樹里じゃなければ許せないわ!!樹里?お願いよ…貴女にしか頼めないの。コウを誘惑して」
美優さんはそう言うとテーブルの上の私の手に指を絡ませた。
「…わかりました。善処します。ただこればかりは幸一郎君が了承しない限りはどうにも出来ないので成功するかどうかはわかりませんよ」
美優さんの性格だ。きっと私が首を縦に振らないと納得しないだろう。
美優さんには誘惑したけど失敗したと言えばいい。
「ありがとう。嬉しいわ」
美優さんは目を細めて微笑むとテーブル上で絡み合った指を離した。
「コウには内緒にしておかないとね。私が暗躍したとわかったら怒るだろうし。どうやって進めるかは樹里に任せるわ」
睨んだ通り、幸一郎君は母親がこんな頼み事をしているなんて夢にも思っていないようだ。
かえって好都合。
適当に美優さんに話を合わせた。
幸一郎君と私は12歳も離れている。
普通に考えて幸一郎君がその気になるわけがない。
そうタカを括っていた。
それが浅知恵だとも知らずに。
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