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20章:雨 (1/2)

20章:雨

あたしの病状は日によって変わる

彼がうちにいるようになっても時々昔の嫌な記憶が悪夢になりうなされたり夜中いきなり泣き出したりする事も度々あった
隣で眠る彼はそんなあたしに寄り添い頭を撫でてくれたりうなされた時は頬を叩いて起こしてくれて『大丈夫やから』って言ってくれた

雨の日は最悪で毛布にくるまりひとりごとを言ったりして家事もせず寝てばかりいた

そんな時は子供と買い物へ出かけ食事を作ってくれたりした

お風呂が億劫になる時は冷え性なあたしの足をお湯につけながら長い髪を洗ってくれた

どこまでも優しかった

あの頃のあたしは彼がいなければ死んでいたかもしれない

彼があたしの体を生かしてくれていたと思う

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俺様王子に蹴りとkiss ©著者:MiYABi

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