ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

17章:ありがとう (1/3)

17章:ありがとう

季節は冬

彼の街の街路樹に沢山のイルミネーションが輝く
彼の家を行き来するのも1ヶ月を過ぎた

ママの誕生日が近くなり彼の弟がプレゼントを買いたいと急に言う

逢って初めはもじもじしていた弟だけど今はあたしをみやちゃんと呼んでくれ、あたしの子供ともゲームしたりして遊んでくれる
ほんとにかわいい弟

ママの為にお小遣いを貯めていたんだな

『ちょっと遠いけどお前いけるか?』

『一緒に来てくれるから大丈夫』

そんな話をしながら明るい街へ車を走らせる

なに…これ…

あたしの目に飛び込んできたのは光るドレスを着てるみたいな木々達

モール街なんだけどこんな景色は今まで見たことない

もっとおしゃれしてきたらよかったょ(泣)


でも胸の中にある言葉はキラキラの森へ吸い込まれるようにあたしの口からこぼれでた

『こんなに綺麗な場所に連れてきてくれてありがとう』


泣きそうになるあたしをまた優しい目で見下ろす

『お前、ほんま泣き虫やな(笑)』


黒目の奥
光ってる

あたしの冷たい頬にあったかい涙が伝ってきた


君と来たこの場所はあたし忘れないよ
73 /108

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

俺様王子に蹴りとkiss ©著者:MiYABi

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.