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4章:発情
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4章:発情
クチュクチュと音をたて
私のショーツの中で動く指。
イャ…アアァ…イャ。
泣くような声を息を殺しながら発する私。
耳元で彼は囁く。
「エミ、よく我慢したね。下着をつけ、ストッキングも履かずにスカートとは指示した訳でもないのに、よく出来たね。」
囁かれたと同時に…私は…私の中から何かが漏れ…脳は弾けた。
真新しいショーツも黒のタイトなミニスカートも総てが濡れて、台無しになった。
彼は指の動きをやめ。
私をそのまま立たせた。
スカートをめくり上げ。
ショーツを下ろした。
「脱いで、そのまま座るんだ」
低く響く声。
従順に私はショーツを脱いだ。太ももからふくらはぎを伝い、床は何かで濡れている。
彼が…乗務員を呼ぶ。
「水をこぼしてしまったんだけれど、おしぼりを用意してくれないかな?」
乗務員は
慌てておしぼりを差し出し、私の足が濡れているのに気付き、自らも私を拭いた。
恥ずかしくて、どうしようもなくて…
彼を見た。
彼は満足そうな顔で
私を見ている。
この乗務員は何も知らずに、私の漏らした何かを吹いている。
黒のスカートで良かった。
染みになっても目立たない。
乗務員が去り、タオルを敷いた座席に座ると
「スカートを上げて座らないと、スカートがもっと濡れてしまうよ。エミ? もう少しで京都に着く、エミ!ブラジャーも俺に渡しなさい。」
エッ?
もぅ、言われていることの理解は出来ていた。
トイレに向かうなど許してはくれないだろう。
ブラウスのボタンに手をかけ…羽織るようにして、前屈みになり、ブラジャーをとった。
ワイヤーなどなく、レースだけで作られた、ブラジャーは小さく手の内にまとまった。
彼に渡すと、彼は微笑みながら、私の頭を撫でた。
京都に到着する。
秋の京都は観光客が多く、とても賑わっていた。
その中を
下着を一切着けていない私は通り抜けなければならない。
ストールを持ってきて良かった。
来る時から
気になっていた、彼には連れの人がいた。
私の荷物を持ってくれたり、お弁当や飲み物を運んできてくれる。
でも、同じ車両には居なかった。
彼の視線も気になる。
乳首は立ち、下半身からまたいつあの水が吹き出してくるのではないかとヒヤヒヤしながら、彼に肩を抱かれながら京都駅を抜け、外にでた。
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本能 ©著者:juju
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