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1章:出逢い (1/2)

1章:出逢い


私はエミ。

26才です。

昼間は歯科衛生士として働き、夜はクラブでバイト。
母が他界し、大学生になる弟の仕送りと貯蓄の為に働いていたようなもの。

父はまだ若く経済的な問題があったわけではないが、母を亡くした事により、何かが不安だったんですよね。



クラブのバイトは半ば遊び半分だったかもしれない。
特定な彼氏を作らず、たまにお客さんと食事に出かけたり、映画を見たり。
それだけで満足していた時期。



あの夜が来るまでは…



朝から
天気予報では台風情報を懸命に伝え、関東地方に上陸の恐れもあると…

「こんな日にお店ってやるのかなぁ?」

私は呑気にコーヒーを飲みながら考えていた。
半ば休みだろうなと勝手に思ってもいた。


午後になり
そろそろシャワーを浴びて用意しないといけない時間になると、雨足は強くなり。
風も大分強い。


携帯が鳴る。

店のマネージャーだ。

「はい」


「おはようございます。エミさん、その声は休む気でいましたね? そうはいかないよ〜、台風の日は案外混むので、ちゃんと出勤して下さい!それに、エミさんは地下鉄ですよね? 帰りはきちんとタクシー代だしますから、宜しくお願いしますよっ!」

マネージャーは一気にまくし立てた。

「はぁ、行きますけど。駅まで少し歩くんですけど、大丈夫だとは思います」


「それじゃ、特別に出勤もタクシー代出しますから、必ず出勤して下さいね」


ラッキー!

私は二つ返事で電話を切り、シャワーを浴びた。


出勤してみると…
まだ、9時だと言うのに満席に近い!?

電車が動かなくなるのを見越してホテルを取り飲み明かすつもりのお客ばかりのよう。

そそくさと着替え、簡単にヘアメイクをしてもらい席についた。

12時までノンストップで席をまわり、一段落していた所にドアが開いた。


何度か見たことはあるが、席には着いたことのない、一見あまり柄の良い客ではない3人だった。


有無も言わさず席に着かされ、水割りを作り、グラスを合わせた。


一番左に座る、1人から突然。
「君、何て名前だっけ?他は良いから、俺の事だけ考えてよ」

そう唐突に言われて
私は少し引いた…。

何?この人!


そんな引き気味の私を見て、その人は高らかに笑った。

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本能 ©著者:juju

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