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4章:四夜〜入口〜
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4章:四夜〜入口〜
今日は面接日。
僕は朝起きてすぐシャワーを浴びた。
面接は昼の1時からなのに 朝からスーツを着て駅前に向かった。
同じ中学だった奴
同じ高校だった奴が通学する横目で僕は大人な顔をして喫茶店に入る。
気分はすでに腕の良いビジネスマンだ。
喫茶店で煙草を吹かし普段読まない新聞を読む。
今でも思い出す度に恥ずかしく思う…
そんな事をしているうちに面接の時間が迫っていた。
僕は会計を済まし急いで店へと向かった。
緊張しながら店に入る。
僕
「すいません今日面接予定の…」
スタッフ
「あーはいはい。どうぞ中に入ってこちらにお掛けになってお待ち下さい。」
店長が目の前に座る。
店長
「今日からヨロシクね」
ん?何だ?
そう、顔を見ただけで合格。
意味が分からない。
しかし、すぐ身分証の提示を求められた。
僕
「すいませんっ。急いでいたものでうっかりして忘れてしまいました。」
店長
「まぁいいや。明日持って来て」
僕は頷くと店長はすぐ今日から働いて欲しいと言った。
仕事内容を聞くとホール業務では無くスカウト兼ホール業務をしてくれとの事だった。
少し戸惑いながら開店までの時間を先輩と一緒に駅前にスカウトに出た。
当時、田舎の駅前には風俗のキャッチしかいないのでキャバのキャッチはやりたい放題だった。
しかし、その反面 年を偽る未成年をスカウトする事もあり危険な時もしばしば。
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