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10章:裏切りⅠ (2/42)

次の日、起きたのが何時だったのか覚えてないけど、蝉の鳴く声がうるさくて目が覚めたような…。


夢を見てたのかしら。


やだ…あたし、真っ裸…。


なんで…。


シーツが腰の上まで掛けられ、露出した上半身を窓から差込む高原の陽の光が照らし肌は汗で滲んでる。


二日酔いみたいにぼんやりした頭の中に徐々に昨日の記憶が蘇ってきたの。


そうだ、あたし、あの3人に酷いことされたんだ…。


ああ、やだ…。


あれが夢だったらいいけど…でも夢じゃない。


あそこがひりひりしてるし、お尻の穴が痛いし、お腹もなんか変。


朝方まで犯された後、男達はビデオのこんなシーンが欲しいとか言って、あたしにカメラの前で演技させたの。


お尻を突き出して『お尻の穴におちんちん入れてください…』って言わされたり、あそこを広げて『みんなで一緒に犯してください…』とか、両手を背中で合わせ『縛って犯してください…』って言わされたり…。

そんなあたしを撮って興奮した男達はまた襲いかかってきて…。

あそことお尻に同時に入れられたり、何回も何回も…。



あの人達、まだ別荘にいるのかしら。


声が聞こえないけど、まだ寝てるのかしら。


潤クンはどうしたのかしら…。
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昼の藍と夜の紅 ©著者:あいら

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