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9章:ホットココア (8/8)



次の日、私はあっさりと彼を見つけてしまった。いつも下を向いて歩いていたから、全然気付かなかった。きっと今日だって、雪が降っていなかったら気付かなかったかもしれない。

ビルがひしめき合うその一角に浮かぶ、昨日の笑顔とは一変、口角の上がらない彼を見上げる。

【club Rain】

雪じゃなくて、雨が好きなのね。そう勝手に解釈して、昨日の彼との出来事を一通り思い出すと、口元が緩んだ。

じゃあね蓮。
微動だにしない彼を見上げて、私の足は下着屋へ向かう。昨日買い損ねた商売道具を調達しに。

蓮の働いてる店は、偶然か必然か、葵の店のビルと同じだった。



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ワンルーム ©著者:立花 優

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