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9章:ホットココア (6/8)




乱れたベッドの上で煙草を吸いながら、私はさっきまでしていた行為を反芻する。
彼、蓮とのセックスは、可もなく不可もなく淡々としたもので、それは私が仕事中に客とする流れと何処か似ていて、少し悲しくなる。
冷たくされた訳じゃないのに、優しく扱って貰えたとも思えない。会ったその日に身体を重ねた訳だから、愛を感じないのは当たり前なんだけれど。

「煙草吸ってけば?」
服を着ている蓮にそう言うと、大丈夫、禁煙中だから、と断られ、私は焦る。この人は帰るんだ。もう二度と会えないかもしれない。そんなの嫌。

感情を悟られまいと、わざと明るく振る舞う。
「ねぇ、蓮って何処の店で働いてるの?今度指名するよ」



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ワンルーム ©著者:立花 優

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