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3章:鳴らない歌 (4/6)




彼の事を考えるのに疲れて、ソファにもたれ、目を瞑る。このまま眠ってしまおうか。そう思ったけれど、28度強にしていたエアコンを思い出し、ハッと身体を起こすと、リモコンを手に取り停止した。

彼がまだ帰って来ていた一か月前、私が今日のようにソファに座りぼんやり煙草を吸っていると、苛々して帰ってきた彼が私を見つけるなり、鬼のように怒鳴った事があった。
「てめぇーこの部屋暑いんだよ!こっちは酒飲んできてんだ!気持ち悪くなんだろーが」

背後でガシャーンと何かが砕ける音がして、次にドカンと鈍い音がした。


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ワンルーム ©著者:立花 優

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