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2章:弾ける泡
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次の日は二日酔いの頭痛と共に、自己嫌悪が襲う。こんな私達の…というか、私が勝手に仕立てあげた茶番劇を見せられている人達には、申し訳ない気持ちで一杯になる。
けれど、ホストはそれが仕事なんだし、それ相応の対価は支払ってる訳だし、嫌なら帰ればいいし。と、また自分で自分に都合の良い言い訳をする。
諭吉四十枚で猿芝居に付き合うのが、ホストにとって高いのか安いのかは分からないけれど。少なくとも葵は、葵だけは肯定も否定もしないだろうと思った。
聞いたらきっと、なに言ってんだよー、とはぐらかすんだろう。光の捉えてない冷めた目を笑って隠しながら。
そして私はそれに気付いても、気付かないフリをするんだろう。
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ワンルーム ©著者:立花 優
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