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6章:生命とは (1/7)

6章:生命とは

父が亡くなったことで、外出できない母の代わりにたくさんの手続きに負われた。

区役所や銀行、生命保険など。
人は死んでも面倒をかけてしまうんだと…
自分はどうすれば迷惑かけずに済ますことができるか。

父側の叔父達から分骨を提案された。母が予定する墓と、父の両親が眠る墓へ骨を分けるということ。

父は兄弟達に色んな相談とお願いをしていた。知る限りでは金銭的なこと。

でも一円も貸してくれることもなく。
父は自らの命を生命保険という形でお金に変えた。


なのに?
父側の身内や知人は母にたいして酷い態度。

「男できてお前が殺したんだろ?」


ただでさえ心が痛んでいる母に、かつて同級生の友人だったという人がわざわざ電話をくれた。


父と母が生まれ育った地元ではどんな噂が流れているのか。
あんたらに今までのことがわかるの?
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19の花束 ©著者:伊藤 夏海

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