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3章:新しい出会い (1/35)

3章:新しい出会い

春。春の少し曇った空気がいつからか好きになった。マイコ、マリ、イクコとも少しずつ距離が開いていく。
マイコはトリマーの学校、マリとイクコは学校は別だけど美容師学校へ。私は母に勧められた高校へそれぞれ進学した。母は制服が気に入ったらしい。
男たちは家の仕事などほとんどが何かしらの職人の道へ。サトルは落ち着かずチンピラしてると後々耳にした。
私が行く高校には同じ中学から男女10名前後行くらしい。中学一年の時、ブラスバンド部にほんの少しいたのが幸い、一緒に通学する新しい友達ができた。

高校へはたくさんの中学から集まるので、クラスに知ってる人はいなく、自分でも浮いているのはわかっていた。
髪を染めたり、制服改造したりしてる人はいない。むしろ改造しようがない制服だったのもあるけど。

それでも少しずつ馴染もうとしたが、私は近寄りにくい雰囲気を持っているみたいで気軽に話しかけられることはなかった。
すぐに仲良くなったのは入学式当日に遅刻をしてきたキクエ。サラサラのポニーテールで一見、爽やかそうだったが私と同じく少し浮いていた。
女子のほうが多い学校だったので、誰かしらと一緒にいたが気づけばまた「仲良し4人組」になっていた。高校の新しい4人組。
巨乳で明るいマユミと天然ボケなサオリ、ポニーテールのキクエと私。
この4人組は悪さをする仲間ではなかったが、楽しかった。
毎朝、黒板に担任のハゲデブの顔を書いてからかったり、担任のハゲデブの名前で結婚相談所に資料請求したり、そんなイタズラを楽しんでいた。

地元の仲間は高校に進学した男友達とたまに遊ぶだけ。私は高校生活をそれなりに楽しんでいた。
一つ上や二つ上の先輩にはいわゆる「ヤンキー」と呼ばれる人もいたが、学校行事では応援団として頑張っていた。どんなきっかけかは忘れたが、二つ上の応援団長と付き合うことになり、また少し周りから浮き始めた。

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19の花束 ©著者:伊藤 夏海

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