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1章:涙 (5/5)


彼はその月の締め日のラスソンをあたしの隣で歌った。

前のエースは帰り際にあたしをこれでもかと言うくらい睨んで、店下でしゃがみ込んで泣いていた。

あたしは知らないフリをしてtaxiを広い家へ帰った。


その日からあたしと彼は同棲を始めた。


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