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2章:ひきこもり、ホストを知る…の話
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2章:ひきこもり、ホストを知る…の話
あれは、僕が16くらいの時。
学校を辞めた僕はふらふらと糸の切れた凧のように日々を無意味に過ごしていた。
幸い仲の良い友人が4人いて、その中の一人の家に毎日入り浸っていた。
今が楽ならそれでいい…
貴重な10代のいびつな青春である。
そんな時…
急にお茶の間のTVに似合わない言葉が流れはじめる………
『ホスト』
その時はホストブームの真っ只中で、『夜王』がドラマになったりしていた。
10hのスーパーテレビでは、歌舞伎町の超人気ホストの舞台裏!!
みたいな特集が組まれいて、10代の自分には強烈なインパクトを与えた。
『ホストってめっちゃお金もらえるし楽しそうやなぁ…』
漠然とそんな考えを持ったのを覚えている。
実際にやったら、どれだけ難しいか知る由もなく。
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ひきこもりがホストになった話 ©著者:ラー油
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