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10章:初恋 (3/5)

眞季や兄の目が、怖くて見れないと思ったときとは違う感覚で、彼の目が見れなかった。

「綾香、この人ね、真鍋先輩。あたしのお兄ちゃんの友達なんだけどさ、初めて綾香見たときから紹介してくれってうるさくて」

「やめろって!」

二人は仲良そうにしていた。



紹介してくれって…?



「マネージャーやらない?ってのは口実でぇ、先輩と仲良くしてくれない?ってのが本音なんだけど」

友達の言葉に、どう答えていいかわからず、黙っていると、先輩が言った。

「ごめん、急に…びっくりするよな…。あ、そうだ!俺のアド教えとくからさ、気が向いたらメールしてよ」













その日の夜、私は悩んでいた。
今まで、悩むことはたくさんあったけど、こんな気持ちで悩むのは初めてだった。

友達の話によると、先輩はモテるらしい。
成績優秀、スポーツ万能、容姿端麗。
絵に描いたような人だ、と言っていた。
でも、決して軽いわけではなく、一途な人だから友達にだけでもなって欲しい、と。


軽い女だと思われたくない。
けど、嫌がってるとも思われたくない。


私は迷った挙げ句、メールを送ってみた。
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壊れゆく躯 ©著者:柊斗

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