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4章:笑って
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腕に2枚、絆創膏をペタリと貼りつけた。
もう1枚絆創膏を取り出すと箱は空になってしまった。
1枚じゃ足りない…けど、仕方ないか。
鏡に背中を向け手を伸ばすが届かない。
「お母さん、絆創膏貼ってくれる?」
トイレのドアを叩きながら言ったが、返事はなかった。
仕方ないので床に剥がした絆創膏を置き、ゆっくりと寝転がって貼ってみる…が、全然目的の場所とは違う所にくっついてしまう。
「あははっ、やっぱダメか」
僕は笑いながら絆創膏をそのままにシャツを着た。
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