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2章:2*逃げたい
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裕也の目が優しく笑っていて、吸い込まれていく。
私はまた2年前と同じように裕也にキスをした。
「こういう意味」
「こういうって?」
おでこをくっつけながら楽しそうに言う裕也。
…言わせたいんだ…。
こんな至近距離で言えるわけないじゃん。
「…同じ気持ちって言ってたけど、裕也はどんな気持ちだったわけ?」
この場から逃げ出したくてそう聞き返すと、初めて裕也からキスをしてきた。
3度目のキス。
予想もしていなかった。
「好きってことだけど?違った?」
驚く私に笑う裕也。
私は頭を横に振るので精一杯だった。
〜おわり〜
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